渋谷区の日中一時支援・移動支援
更新日:
はじめに
「渋谷区で、障害のある子を昼のあいだあずけたい」「学校や放課後等デイサービスへの送りむかえを、たのめないかな」。そんな疑問に答えるため、渋谷区の公式ページで確認できたことだけを、やさしくまとめました。
渋谷区の日中一時支援は、重症心身障害のあるお子様なら1か月に20日まで使えます。移動支援には、学校などへの送りむかえに使える「通学支援」もあります。東京都全体のことは、東京都のまとめ(「東京都の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)もご覧ください。
渋谷区の相談窓口
渋谷区では、区役所本庁舎2階の「福祉部 障がい者福祉課」が窓口です。身体障害のあるお子様は「身体福祉係」、知的障害のあるお子様は「知的福祉係」、精神障害のある方は「精神福祉係」が受けもっています。手当のことは「給付係」です。
発達が気になるお子様のことは、「子ども発達相談センター」で、心理の専門職などに相談できます。このページは更新から時間がたっているので、くわしくは障がい者福祉課でご確認ください。
日中一時支援(渋谷区のしくみ)
日中一時支援は、昼のあいだ、施設で一時的にあずかってもらうサービスです。区のページでは、次のようになっています。
- 対象:区内に住む障害者と障害児
- 日数:1か月に10日まで。重症心身障害者(児)は1か月に20日まで
- 料金:費用の1割。所得におうじて1か月の上限があります
区に申しこんで支給が決まったら、受給者証を事業所に見せて、直接申しこみます。問い合わせ先は身体福祉係です。実施している施設の名前は、区のページにはのっていませんでした。放課後等デイサービスとのちがいは、「日中一時支援と放課後等デイサービスの違い」もどうぞ。
移動支援と通学支援
移動支援は、外出のときにヘルパーが付きそうサービスです。渋谷区では、屋外での移動がむずかしい障害者(児)が対象です。小学生の外出は保護者の同意が必要で、1日8時間以内に行って帰ってこられる範囲です。区の「移動支援事業ガイドライン」(令和7年4月)では、小学生より小さいお子様は原則として使えません。
学校などへの送りむかえには「通学支援」を使います。家から次の場所への送りむかえが対象です。
- 都内の特別支援学校、公立の小・中学校
- 放課後等デイサービス、放課後クラブ、日中一時支援
1か月に使える時間は、移動支援が25時間、通学支援が24時間です。料金は費用の1割で、生活保護の世帯と住民税がかからない世帯は無料です。交通費や入場料などは別にかかります。ガイドラインでは、通学支援は保護者の仕事や長い療養、入院などで送りむかえができないときに使えます。くわしくは障がい者福祉課でご確認ください。通学のことは、「通学に使える支援」もどうぞ。
短期入所と緊急介護人の派遣
お泊まりであずけたいときは、短期入所(ショートステイ)を使います。お子様は、国の決めた区分で区分1以上にあたる心身の状態であることが条件です。区のページには、区内の施設として次の4つがのっています。
- 宮代学園(定員6人):おもな対象は知的障害のあるお子様
- 日本赤十字社 レクロス広尾(定員1人):重度の身体障害のある方
- ショートステイけやき(定員1人):知的障害のある方
- はぁとぴあ原宿(定員4人):知的・身体障害のある方
お子様が対象とはっきり書かれているのは、宮代学園だけでした。医療型短期入所の施設は、区のページでは見つかりませんでした。医療型短期入所については「医療型短期入所とは?福祉型との違いと使い方」もどうぞ。一覧の更新は令和5年なので、くわしくは身体福祉係か知的福祉係でご確認ください。
急なときには、区の「緊急介護人の派遣」もあります。ご家族が病気や冠婚葬祭などで介護できないとき、前もって推薦した介護人が来てくれます(2親等以内の親族と配偶者は介護人になれません)。身体障害者手帳1・2級か愛の手帳1〜3度で、ふだんご家族の介護を受けている方が対象で、自己負担はありません。3時間券は1年に30枚、夜の12時間券は1年に3枚です。区のページでは「障がい者(児)」と書かれていますが、お子様の場合のくわしい条件は、給付係でご確認ください。
医療的ケアのあるお子様へ
渋谷区には、「重症心身障害児(者)在宅レスパイト事業」があります。看護師などが、自宅か通学する特別支援学校に来て、ご家族の代わりにケアをします。
- 対象:身体障害者手帳1・2級程度で自分で歩けず、愛の手帳1・2度程度の障害があり、家でご家族の介護を受けている方。訪問看護の医療的ケアを受けているか、医師が看護師のケアや見守りが必要と判断していることも条件です。人工呼吸器や胃ろうなどを付けている18歳未満のお子様は、手帳の等級にあてはまらなくても対象
- 時間:1回2時間から4時間(30分単位)、1年度に288時間まで
- 料金:世帯の所得におうじて自己負担があります
- 申しこみ:障がい者福祉課 身体福祉係
特別支援学校で使えるのは、医療的ケアの付きそいの経過観察の期間にかぎられます。医療的ケア児等コーディネーターの窓口は、区のページでは確認できませんでした。身体福祉係でご確認ください。
渋谷区の手当
渋谷区の区の制度の「心身障害者福祉手当」は、20歳未満の方は対象になりません。お子様には、東京都の制度の「児童育成(障害)手当」があります。身体障害者手帳1・2級程度や愛の手帳1〜3度程度などのお子様を育てている方に、お子様1人につき月15,500円です。所得の条件があり、申しこみは区役所4階の子ども政策課 子育て給付係です。手当のことは「特別児童扶養手当と障害児福祉手当の違い・もらえる条件」もどうぞ。
さいごに
渋谷区では、障がい者福祉課が入り口です。昼のあずかりは日中一時支援、学校や放課後の送りむかえは通学支援、医療的ケアのあるお子様は在宅レスパイトと、使えるしくみがいくつかあります。お子様が使える短期入所は限られるので、早めに相談しておくと安心です。
一人でなやまず、窓口や相談支援専門員、主治医に相談してみてください。東京都全体のことは、東京都のまとめ(「東京都の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)にまとめています。となりの世田谷区(「世田谷区の日中一時支援・移動支援」)、目黒区(「目黒区の日中一時支援・移動支援」)、新宿区(「新宿区の日中一時支援・移動支援」)、港区(「港区の日中一時支援・移動支援」)、中野区(「中野区の日中一時支援・移動支援」)、杉並区(「杉並区の日中一時支援・移動支援」)の記事もどうぞ。あずけさき手帖では、渋谷区の施設をさがすことができます。
※制度や金額は、年度や市区町村によって変わります。くわしくはお住まいの窓口でご確認ください。
出典:
- 渋谷区「障がい者福祉課」https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kenko/shogai-seikatsu/sodan/syogaisyafukusika.html
- 渋谷区「相談窓口(子ども・療育)」https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kenko/shogai-seikatsu/shogaiji-shien/sodan-kodomo.html
- 渋谷区「介護」(日中一時支援事業・重症心身障害児(者)在宅レスパイト事業)https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kenko/shogai-seikatsu/shien-kaigo-seikatsu/kaigo-rihabiri.html
- 渋谷区「移動支援(地域生活支援事業)」https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kenko/shogai-seikatsu/shien-kaigo-seikatsu/gaisyutu-sien.html
- 渋谷区「移動支援事業ガイドライン」(令和7年4月)https://files.city.shibuya.tokyo.jp/assets/12995aba8b194961be709ba879857f70/3f83599e5ee0497897cb204b296bcbee/idosien-jigyosha20250401.pdf
- 渋谷区「短期入所(ショートステイ)」https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kenko/shogai-seikatsu/shisetsu-annai/est_short.html
- 渋谷区「緊急介護人の派遣」https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kenko/shogai-seikatsu/kinkyu-shien/kinkyu-haken.html
- 渋谷区「手当」https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kenko/shogai-seikatsu/teate-nenkin/teate.html
- 渋谷区「児童育成(障害)手当」https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/kodomo-teate-josei/kodomo-teate/jido_i.html