山口市の日中一時支援・移動支援
更新日:
はじめに
「山口市で、子どもを少しのあいだ見てもらえるところはあるのかな」。そう思って調べはじめたお父様・お母様に向けて、山口市のしくみをまとめました。
山口市では、日中一時支援や移動支援のきまりが「実施要綱」という市のルールにまとめられていて、市のページで読むことができます。この記事では、山口市の公式ページで確かめられたことだけを書いています。
山口市の相談窓口
障害福祉の窓口は、山口市役所 本庁舎(亀山町)の障がい福祉課です。課の中は、3つの担当に分かれています。
- 障がい者支援担当
- 給付担当:障害福祉サービスや手当の手続き
- 相談支援担当
市役所1階の障がい福祉課の中には、「山口市障がい者基幹相談支援センター」もあります。障害のことを何でも相談できる、身近な窓口です。
発達が気になるお子様のことは、児童発達支援センター「子ども発達支援センター愛」(富田原町)でも相談できます。相談支援専門員(サービスの計画を作ってくれる人)については「相談支援事業所とは?障害児の探し方と選び方」でくわしく書いています。
日中一時支援
日中一時支援は、日帰りでお子様をあずかってもらえるサービスです。山口市の「日中一時支援事業実施要綱」では、日中の活動の場をつくること、ご家族のお仕事を支えること、ご家族が一時的に休めるようにすることを目的にしています。
- 対象:市内に住み、障害者手帳を持っている方や、医師の診断書などで障害があるとみとめられたお子様など
- 内容:日中の見守りなど
- 使える日数:ひと月7日分までがもとのきまりです(市が特に必要とみとめたときは別です)
- 料金:費用の1割を事業所に払います。市民税がかからない世帯などは負担がありません。お子様の場合は、世帯全体で判断します
- 申しこみ:申請書を出すと、市が使えるかどうかを決めて通知書を送ります。使えるのは決まった日から1年以内です
- 使うときは、通知書を事業所に見せてたのみます
使える時間や、くわしい金額は、障がい福祉課 給付担当でご確認ください。日中一時支援と放課後等デイサービスのちがいは、「日中一時支援と放課後等デイサービスの違い」でまとめています。
移動支援
移動支援は、ヘルパーが外出に付きそってくれるサービスです。山口市の「移動支援事業実施要綱」では、障害のあるお子様も対象にしています。
- 対象:視覚障害や全身性の障害で身体障害者手帳を持っている方、療育手帳を持っている方、精神障害のある方など
- 使える外出:社会参加のための外出で、もとは1日の中で用事がすむもの
- 使える時間:ひと月50時間まで
- 料金:費用の1割を事業所に払います。市民税がかからない世帯は負担がありません
通学や施設への通所のように、1年を通して長く続く外出や、通院のための外出は、市がみとめた場合をのぞいて使えません。重度訪問介護・同行援護・行動援護などで外出の手伝いを受けられる方は、そちらが先になります。くわしくは障がい福祉課 給付担当でご確認ください。通学の手だては「障害児の通学支援・送り迎えに使えるサービス」、移動支援の年齢は「移動支援は何歳から使える?障害児の条件と申しこみ方」もあわせて読んでみてください。
短期入所・医療型短期入所
短期入所(ショートステイ)は、夜をふくめて短い期間、施設でお世話を受けられるサービスです。
山口市の「障害福祉サービス支給決定基準」(2025年10月改訂)では、お子様の医療型の短期入所は、重症心身障害のあるお子様(療育手帳Aで、肢体不自由の身体障害者手帳2級以上)か、医療的ケアのスコア(どれくらい医療的ケアが必要かを点数にしたもの)が16点以上のお子様が対象です。福祉型は、国の決めた区分で区分1以上のお子様が対象です。くわしくは障がい福祉課 給付担当でご確認ください。
使える日数は、ひと月7日が目安です。それより多く使いたいときは、市の会議で決めます。お父様・お母様の急な病気などのときは、相談支援専門員から市に電話で連絡すると、その月にかぎり、決まった日数をこえて使えるしくみがあります。こまったときは、まず相談支援専門員に相談してください。くわしくは障がい福祉課 給付担当でご確認ください。
山口市の公式ページでは、市内の医療型短期入所の施設名は確かめられませんでした。山口県のあずけ先は、山口県のまとめ(「山口県の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)で紹介しています。医療型短期入所については「医療型短期入所とは?福祉型との違いと使い方」でくわしく書いています。
医療的ケアのあるお子様へ
山口県には「山口県医療的ケア児支援センター」が東部と西部の2か所にあります。医療的ケアのあるお子様とご家族の相談にのり、情報をとどけたり、関係するところとの調整をしたりしてくれます。
- 東部:周南市(総合相談支援センターぱれっとの中)
- 西部:下関市(相談支援事業所じねんじょの中)
- 受付:月曜日から金曜日の9時から16時(祝日・年末年始は休み)
山口市の医療的ケアのあるお子様だけの事業は、公式ページでは確かめられませんでした。まずは障がい福祉課か、基幹相談支援センターに相談してみてください。医療的ケアのあるお子様のあずけ先については「医療的ケア児の預け先は?吸引や経管栄養があっても使える場所」、医療的ケア児支援センターについては「医療的ケア児支援センター一覧・47都道府県の相談窓口」でくわしく書いています。
山口市の手当や助成
国の障害児福祉手当は、2026年4月から月額16,560円です(所得制限があります)。山口市では、障がい福祉課 給付担当が受けもっています。
山口市の手当のページには、市の「山口市心身障がい児福祉手当」ものっていますが、金額は公式ページでは確かめられませんでした。使えるものがあるか、給付担当でたずねてみてください。手当については「特別児童扶養手当と障害児福祉手当の違い・もらえる条件」でもまとめています。
さいごに
山口市では、日中一時支援は月7日分まで、移動支援は月50時間までが、もとのきまりです。どちらも、市民税がかからない世帯は負担がありません。ひとりでかかえこまなくて大丈夫です。障がい福祉課や基幹相談支援センター、相談支援専門員に、今の暮らしをそのまま話してみてください。
山口県全体のあずけ先は、「山口県のあずけ先まとめ」にまとめています。近くの市のしくみは、下関市(「下関市の日中一時支援・移動支援」)の記事もご覧ください。あずけさき手帖では、山口市の施設もさがせます。
※制度や金額は、年度によって変わります。くわしくは山口市障がい福祉課でご確認ください。
出典:
- 山口市「障がい福祉課」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/57/
- 山口市「子どもの障がいや発達などに関する相談窓口」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/site/kodomo/19443.html
- 山口市「地域生活支援事業に関する要綱等」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/57/5032.html
- 山口市「日中一時支援事業実施要綱」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/64868.pdf
- 山口市「移動支援事業実施要綱」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/64850.pdf
- 山口市「障害福祉サービス 支給決定基準(令和7年10月1日改訂)」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/115590.pdf
- 山口市「障害福祉サービス」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/57/5075.html
- 山口市「心身に障がいがある方への手当」 https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/57/5072.html
- 山口県「障害者(児)福祉の手引(令和8年10月)」 https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/uploaded/attachment/253249.pdf
- 山口県「医療的ケアの必要なお子さんへの支援について」 https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/50/18645.html