明石市の日中一時支援・移動支援
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はじめに
「明石市で、子どもを少しのあいだ見てもらえる場所はあるのかな」。そう思って調べはじめたお父様・お母様に向けて、明石市のしくみをまとめました。
明石市では、ほかの市の「日中一時支援」にあたるものとして、「日帰りショートステイ事業」と「障害児タイムケア事業」があります。保健師と看護師が相談を受ける「明石市医療的ケア児等相談窓口」もあります。この記事では、明石市と兵庫県の公式ページで確かめられたことだけを書いています。
明石市の相談窓口
障害福祉サービスや、市の地域生活支援事業の申しこみは、市役所本庁舎の福祉局 障害福祉課です。申請書はホームページにはのっていないので、窓口で受け取るか、郵送してもらいます。
ほかに、次のような相談先があります。
- 明石市基幹相談支援センター(貴崎、明石市立総合福祉センター1階)
- 明石市立発達支援センター(相生町、北庁舎2階。面談は予約制)
- 明石こどもセンター(大久保町)
相談支援専門員(サービスの計画を作ってくれる人)については、「相談支援事業所とは?障害児の探し方と選び方」でくわしく書いています。
日帰りショートステイと障害児タイムケア
明石市の「日帰りショートステイ事業」は、ショートステイの施設で、日中だけお世話を受けられる事業です。ご家族の負担を軽くするためのものです。
- 対象:知的障害のある方(お子様もふくむ)、身体障害者手帳を持っているお子様、18歳未満の難病のお子様など
- 料金:費用の1割(世帯の税金のかかり方によって軽くなるしくみがあります)
「障害児タイムケア事業」は、放課後に施設などで、日中の活動の場をつくってくれる事業です。
- 対象:特別支援学校に通っているお子様、小・中・高校などの特別支援学級に通っているお子様
- 料金:費用の1割(軽くなるしくみがあります)
どちらも、障害福祉課に申しこみます。使える日数や時間は、障害福祉課でたずねてください。
移動支援
移動支援は、ヘルパーが外出に付きそってくれるサービスです。明石市では、全身性障害・知的障害・精神障害のある方(お子様もふくむ)で、市が付きそいが必要と判断した方などが対象です。生活に欠かせない外出や、余暇(遊びや楽しみ)の外出に使えます。
料金は費用の1割で、税金のかかり方によって軽くなるしくみがあります。通学のように、1年を通して長く続く外出は対象外です。通学に使える支援は、「障害児の通学支援・送り迎えに使えるサービス」でもまとめています。
なお、明石市には「障害児(者)通園費の助成」もあります。障害児通所支援の事業所などに、電車やバスで通うときの交通費を、半年ごとに後からはらってくれるしくみです。
短期入所・医療型短期入所
短期入所(ショートステイ)は、施設にお泊まりしてお世話を受けるサービスです。家で介護している方が病気になったときなどに使えます。障害福祉課に申しこみます。
兵庫県は2026年度も、医療的ケアのある重症心身障害のお子様などのために、病院の医療型短期入所のベッドを当番制であけておく事業をしています。県内に住む方が対象で、神戸・阪神の地域と播磨の地域に1床ずつです。2026年度の当番は、神戸・阪神が済生会兵庫県病院(神戸市北区)、播磨が兵庫あおの病院(小野市)・姫路赤十字病院(姫路市)・加古川中央市民病院(加古川市)で、播磨は時期(月)によって当番の病院が交代します。対象年齢は病院ごとにちがい、市の支給決定と予約が必要です。
また、兵庫県立こども病院(神戸市)では、2026年7月15日から、人工呼吸器などが必要な15歳未満のお子様のレスパイト入院がはじまりました。かかりつけ医を通して申しこみます。ほかの施設は、兵庫県のまとめ(「兵庫県の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)で紹介しています。
医療的ケアのあるお子様へ
「明石市医療的ケア児等相談窓口」は、本庁舎1階の障害福祉課の中にあります。保健師と看護師が相談を受けてくれます。
- 予約:事前予約制。市の専用フォームから申しこみます
- 相談の方法:窓口のほか、家への訪問、オンライン、電話
- 相談できること:保育所・幼稚園・学校のこと、使える福祉サービス、退院したあとの暮らし、ほかのご家族とつながる場など
明石市は、医療的ケアのあるお子様とご家族のための「支援ハンドブック」(2026年3月 第2版)を作っています。保護者の交流会「あした天気になぁれ.の会」もあります。家で人工呼吸器を使っている方には、「人工呼吸器非常用電源装置購入費助成」(上限10万円、所得の条件あり)があります。
兵庫県医療的ケア児支援センターについては、「医療的ケア児支援センター一覧・47都道府県の相談窓口」をご覧ください。
明石市独自の手当や助成
明石市には「重度心身障害者(児)介護手当」があります。
- 対象:在宅で6か月以上寝たきりと認められ、身体障害者手帳1・2級か療育手帳Aを持つ65歳未満の方を、いつも介護している方
- 条件:介護を受けているご本人が、障害福祉サービスや介護保険のサービスを使っていないこと(市の「障害福祉のしおり」では、過去1年間に使っていないこと)。「家族介護手当」を受けていないこと。市民税がかからない世帯であること
- 金額:年額100,000円(年1回、2月に支給)
たとえば、短期入所や日帰りショートステイ、ヘルパーなどを使っている場合は、この手当の対象になりません。くわしい条件は障害福祉課でご確認ください。
明石市の「こども医療費助成」は、18歳になったあとの最初の3月末まで、保険のきく医療費の自己負担がありません。明石市の制度としては、所得の制限もありません。国の手当(特別児童扶養手当、障害児福祉手当)については、「特別児童扶養手当と障害児福祉手当の違い・もらえる条件」でまとめています。
さいごに
明石市で医療的ケアのあるお子様を育てているなら、まず「医療的ケア児等相談窓口」を予約して、今の暮らしをそのまま話してみてください。家に来てもらうこともできます。ひとりで決めなくて大丈夫です。
兵庫県全体のあずけ先は、「兵庫県のあずけ先まとめ」にまとめています。同じ兵庫県の神戸市(「神戸市の日中一時支援・移動支援」)、姫路市(「姫路市の日中一時支援・移動支援」)、西宮市(「西宮市の日中一時支援・移動支援」)、尼崎市(「尼崎市の日中一時支援・移動支援」)の記事もあります。あずけさき手帖では、明石市の施設もさがせます。
※制度や金額は、年度によって変わります。くわしくは明石市の障害福祉課でご確認ください。
出典:
- 明石市「地域生活支援事業」 https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/shougai_fu_ka/shiori/chiki-seikatsu-shienjigyo.html
- 明石市「障害福祉のしおり(2026年度版)」 https://www.city.akashi.lg.jp/documents/39761/20260626160026.pdf
- 明石市「障害福祉サービス」 https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/shougai_fu_ka/shiori/shogai-fukushi-service.html
- 明石市「障害のある人の福祉 相談窓口」 https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/shougai_fu_ka/kenko/shogaisha/sodan.html
- 明石市「医療的ケアが必要なこどもと家族のための支援サイト」 https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/shougai_fu_ka/iryoutekicare.html
- 明石市「明石市医療的ケア児等相談窓口」案内 https://www.city.akashi.lg.jp/documents/35686/20260716152657.pdf
- 明石市「医療的ケア児と家族のための支援ハンドブック(第2版)」 https://www.city.akashi.lg.jp/documents/35686/20260630092949.pdf
- 明石市「各種手当」 https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/shougai_fu_ka/shiori/teate.html
- 明石市「障害児(者)通園費の助成」 https://www.city.akashi.lg.jp/fukushi/shougai_fu_ka/shiori/tsuuen-hi.html
- 明石市「こども医療費助成」 https://www.city.akashi.lg.jp/kodomo/jidou_fu_ka/kodomo-kyoiku/kosodate/jose.html
- 兵庫県「医療的ケア児等医療提供体制確保事業(輪番制による医療型短期入所事業所の空床確保事業)」 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf10/iryougatashort.html
- 兵庫県「医療的ケア児を対象としたレスパイト入院の開始」(2026年6月24日) https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf10/press/20260624.html