神戸市の日中一時支援・移動支援
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はじめに
神戸市で、重い障害や医療的ケアのあるお子様をあずけたいときに使える、市のしくみをまとめました。
神戸市では、2026年7月から、医療的ケアのある方のご家族が休むための、訪問看護を使った新しい制度が始まっています。兵庫県立こども病院でも、レスパイト入院(ご家族が休むための入院)が始まりました。
神戸市の相談窓口
日中一時支援や移動支援などの申しこみは、お住まいの区の区役所保健福祉課です。
暮らしの相談は、市内18か所の障害者相談支援センターでも受けています。医療的ケアのあるお子様は、市の「医療的ケア児等コーディネーター配置事業所」にも相談できます。障害福祉サービスの使い方などを、いっしょに考えてくれます。
日中一時支援(日帰りのあずかり)
神戸市の日中一時支援は、ご家族の病気や冠婚葬祭などで一時的にお世話ができないときに、お子様が施設で日中すごせる制度です。
- 神戸市に住むお子様が対象です。障害支援区分にかかわらず使えます。
- 原則として、1か月に7日までです。
- 日数は時間で数えます。4時間までは4分の1日、4時間をこえて8時間までは2分の1日、8時間をこえると4分の3日です。
- 7日より多く必要なときは、区役所保健福祉課に相談します。
- 費用は1割負担です。生活保護の世帯や、市民税が非課税の世帯は無料です。
- 使うときは「地域生活支援サービス利用者証」が必要です。
移動支援(外出の付きそい)
移動支援は、ひとりで外出するのがむずかしいお子様に、ヘルパーが付きそう制度です。
- 市の要領では、お子様は小学生以上18歳未満が対象として決められています。
- 学校行事への参加は、くらしに必要な外出として使えます。
- 通学は「一時的な利用」として使えるとされています。毎日ずっと続く通学は、むずかしいことがあります。
- 通勤や、1年中ずっと続く外出は使えません。
- 使える時間数は、区役所保健福祉課で決まります。
療育手帳のないお子様は、こども家庭センターの意見をきいて、使えるかどうかが決まります。
短期入所・医療型短期入所
短期入所(ショートステイ)は、ご家族が病気のときや休みたいときに、お子様が施設に泊まれる制度です。申しこみは区役所保健福祉課です。
神戸市は、市内の病院が医療的ケアのある方の短期入所を受け入れやすくするため、医療型短期入所の病院に補助金を出しています。
また、兵庫県立こども病院(神戸市中央区)では、2026年7月15日から、医療的ケア児のレスパイト入院が始まりました。
- 兵庫県に住む15歳未満で、人工呼吸器など高度な医療的管理が必要なお子様が対象です。
- 1回は最大6泊7日、1年に最大4回までです。
- かかりつけ医をとおして、事前の診察を申しこむ必要があります。
- 定員は1名で、ご家族の状況などをふまえて個別に調整されます。
兵庫県内のほかの医療型短期入所や、県の輪番事業(病院が順番に受け入れるしくみ)は、兵庫県のまとめ(「兵庫県の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)でくわしく紹介しています。
医療的ケアのあるお子様へ
神戸市では、2026年7月から「医療的ケア児者の家族のための訪問看護を活用したレスパイト支援」が始まりました。訪問看護の看護師が、健康保険の訪問看護をこえる時間に、家や外出先で見てくれる制度です。そのあいだ、ご家族は休むことができます。
- 神戸市に住み、同居のご家族のお世話を家で受けている方が対象です。
- 健康保険の訪問看護で、医療的ケアを受けていることが条件です。
- お子様は、0歳から18歳になった年度の3月31日までが対象です。大人の医療的ケアのある方も対象に入っています。
- 1人あたり年度に96時間までです。
- 自己負担は1時間800円です。生活保護の世帯と市民税が非課税の世帯は0円です。
- 申しこみは、ふだん使っている訪問看護事業所をとおして行います。
県全体の相談窓口として、兵庫県医療的ケア児支援センターもあります。
使いはじめるまでの流れ
神戸市で、はじめてあずけ先を使うときは、だいたい次のような順番になります。
- 区役所保健福祉課に、使いたいサービスを伝えて申しこむ
- 相談支援事業所に、どのサービスをどれくらい使うかの計画を作ってもらう
- 市が支給を決めると、受給者証や利用者証がとどく
- 使いたい施設に連絡して、見学や面談、体験利用をする
- 施設と契約して、利用の予約をする
医療的ケアのあるお子様は、病院での短期入所やレスパイト入院の前に、事前の診察が必要なことが多いです。主治医にも早めに相談しておきましょう。
さいごに
神戸市では、市の訪問看護レスパイトと、県立こども病院のレスパイト入院の両方が使えるようになりました。どちらも事前の手続きが必要なので、使いたい日より早めに相談を始めましょう。
あずけさき手帖では、神戸市の施設をさがせます。兵庫県全体のあずけ先は、兵庫県のまとめ(「兵庫県の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)もごらんください。
※制度や金額は、年度や市区町村によって変わります。くわしくはお住まいの区役所でご確認ください。
出典:
- 神戸市「日中一時支援」 https://www.city.kobe.lg.jp/a95295/service_introduction/nittyuitizisienn.html
- 神戸市 移動支援事業 要領 https://www.city.kobe.lg.jp/documents/12891/idousienyouryou.pdf
- 神戸市「医療的ケア児者の家族のための訪問看護を活用したレスパイト支援実施」 https://www.city.kobe.lg.jp/a95295/921412540990.html
- 神戸市医療的ケア児者の家族のためのレスパイト支援事業実施要綱 https://www.city.kobe.lg.jp/documents/85500/yoko_ikea_family_respite.pdf
- 神戸市 医療的ケア児者 医療型短期入所 受入れ体制強化補助金 交付要綱 https://www.city.kobe.lg.jp/documents/48231/iryogata_youkou_r080201.pdf
- 神戸市 医療的ケア児等コーディネーター案内チラシ https://www.city.kobe.lg.jp/documents/55216/ikeacoshoukaichirashi.pdf
- 兵庫県「医療的ケア児を対象としたレスパイト入院の開始」 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf10/press/20260624.html
- 兵庫県医療的ケア児支援センター https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf10/iryoutekikeajishiennsenta.html