障害児の冬休み・年末年始のあずけ先とじゅんび
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はじめに
冬休みは、夏休みよりみじかいお休みです。でも、年末年始がまるごと入るので、「いつも使っているところがお休み」「役所も閉まっている」ということが重なります。
お父様・お母様にとっては、大そうじや帰省、お仕事のしめくくりなど、いそがしい時期でもあります。この記事では、冬休み・年末年始のあずけ先を、どうやってじゅんびするかをまとめました。
夏休みのじゅんびについては、くわしくは「障害児の夏休みをどう乗りきる?使える支援まとめ」をごらんください。
年末年始は「お休みの事業所」が多い
年末年始は、ふだんお世話になっている事業所がお休みになることが多いです。
- 放課後等デイサービス(学校のあとや休みの日に通うところ)
- 日中一時支援(日中だけあずかってもらえるところ)
- ショートステイ(短期入所。夜もとまれるところ)
- ヘルパー
お休みの日や、開いている日の時間は、事業所ごとにちがいます。12月30日〜1月3日ごろはお休み、という事業所もあれば、あけている事業所もあります。
また、市区町村の窓口も、年末年始はお休みです。たとえば東京都港区では、12月29日〜1月3日が窓口のお休みと案内されています。お休みの期間は市区町村ごとに決まっているので、お住まいの役所のお知らせを見ておきましょう。
窓口が閉まっているあいだは、受給者証(サービスを使うためのカード)のことや、日数の相談ができません。相談したいことは、12月のはじめまでにすませておくと安心です。受給者証については、くわしくは「受給者証とは?障害児の取り方と流れをやさしく解説」をごらんください。
予約は、できるだけ早めに
冬休みは、どのご家族も「この日にあずけたい」が重なりやすい時期です。とくにショートステイは、もともと空きが少ないところが多く、年末年始はさらにうまりやすくなります。
おすすめは、11月ごろから動きはじめることです。
- いつも使う事業所に「年末年始は何日から何日までお休みか」を聞く
- 冬休みの学校の予定(終業式・始業式の日)をたしかめる
- あずけたい日を、カレンダーに書き出す
- ショートステイは、予約の受付がいつからかを聞いて、受付がはじまったらすぐに申しこむ
予約のしかたや、何日前から受け付けるかは、事業所ごとにちがいます。ひとつの事業所だけでうまらないときは、いくつかの事業所を組み合わせることも考えてみてください。
ショートステイ・日中一時支援・ヘルパーのちがいは、「短期入所と日中一時支援の違い・ヘルパーとの使い分け」でくわしく書いています。
日数が足りないときは、早めに相談を
冬休みは、学校がない日がふえるので、放課後等デイサービスなどを使う日もふえがちです。
使える日数(支給量)は、受給者証に書かれています。日数の決め方は市区町村ごとにちがい、ふやしたいときは、相談や申請がいる場合があります。
- 冬休みのあいだ、何日くらい使いたいかを、まず数えておく
- 受給者証の日数で足りるかをたしかめる
- 足りなさそうなら、相談支援専門員(サービスの計画をいっしょに考えてくれる人)や市区町村の窓口に、早めに相談する
申請してから決まるまで、時間がかかることもあります。年末は窓口がお休みに入るので、11月〜12月のはじめには相談しておきましょう。日数のしくみについては、くわしくは「受給者証の日数を増やしたいとき・支給量の見直し方」をごらんください。
なお、日中一時支援は、市区町村が自分たちで決めて行うサービスです。使える時間や日数、料金、使える人の決まりは、市区町村によって大きくちがいます。
冬は体調をくずしやすい時期
冬は、かぜやインフルエンザなどがはやりやすい時期です。重い障害や医療的ケアのあるお子様は、体調をくずすと長引くこともあります。
あずけ先も、ほかのお子様にうつさないように、熱やせきがあるときは利用をことわることがあります。せっかく予約できても、当日行けなくなることもあると考えておくと、気持ちが少し楽になります。
- 「どんなときはお休みになるか」を、事業所に前もって聞いておく
- 年末年始にあいている病院や、休日の相談先をたしかめておく
- 主治医に、冬にとくに気をつけることを聞いておく
- 薬やケア用品は、年末年始の前に多めに用意しておく
急に予定が変わったときにどうするか、ご家族で「もしものとき」の流れを話しておくと安心です。
きょうだいのことも、いっしょに考える
冬休みは、きょうだいにとっても楽しみにしているお休みです。クリスマスやお正月、友だちとの約束、習いごとの発表会など、行事もたくさんあります。
障害のあるお子様をあずける日を、きょうだいとすごす日にする、という使い方もできます。
- きょうだいの予定も、同じカレンダーに書きこむ
- きょうだいと出かけたい日に合わせて、あずけ先を予約する
- 帰省するときは、帰省先の近くで使えるサービスがあるかも、早めに調べておく
きょうだいの行事の日のあずけ先については、くわしくは「障害児のきょうだいの行事の日、預け先はどうする?」をごらんください。
さいごに
冬休み・年末年始は、事業所も役所もお休みが多く、予約も重なりやすい時期です。「まだ先」と思っても、11月ごろから少しずつ動いておくと、あわてずにすみます。
お父様・お母様が少しでも体を休められる冬休みになりますように。あずけさき手帖では、お住まいの地域のショートステイや日中一時支援をさがすことができます。
※事業所のお休みや予約のしかた、日数の決め方は、事業所や市区町村によってちがいます。くわしくはお住まいの窓口や事業所でご確認ください。
出典:
- 港区「障害者総合支援法の障害福祉サービスの短期入所(ショートステイ)とはどんなサービスですか。」https://www.city.minato.tokyo.jp/shougaifukushi/kuse/kocho/faq/fukushi/048.html
- 堺市「日中一時支援事業」https://www.city.sakai.lg.jp/kenko/fukushikaigo/shogaifukushi/jigyousya/chiikiseikatsu/ichijishien.html
- 今治市「放課後等デイサービス 支給量の基準」https://www.city.imabari.ehime.jp/syougaifukus/shogaiji-tusho/kijun.pdf