郡山市の日中一時支援・移動支援
更新日:
はじめに
「郡山市で、子どもをあずけて少し休める場所はあるのかな」。そう思って調べはじめたお父様・お母様に向けて、郡山市のしくみをまとめました。
郡山市には、医療的ケアのあるお子様のご家族が休むための「医療的ケア児在宅レスパイト事業」があります。看護師が家に来て、ご家族のかわりにお子様を見てくれる事業です。この記事では、郡山市の公式ページで確かめられたことだけを書いています。
郡山市の相談窓口
障害福祉のサービスの相談と申しこみは、市役所本庁舎1階の保健福祉部 障がい福祉課が窓口です。身体・知的の障がいのあるお子様や、児童発達支援などの通所サービスも、障がい福祉課で受けつけています。申しこみは、窓口のほか郵送でもできます。
郡山市は「医療的ケア児等コーディネーター」を配置しています。医療と福祉をつなぐ専門の人で、保育・教育・医療・福祉サービスのことを相談できます。
市内には、相談支援事業所もあります。相談支援専門員(サービスの計画を作ってくれる人)については、「相談支援事業所とは?障害児の探し方と選び方」でくわしく書いています。
日中一時支援
日中一時支援は、日帰りでお子様をあずかってもらえるサービスです。郡山市の「医療的ケアが必要なお子さんとご家族のための支援ガイドブック」では、ふだんお世話をしている人がいないときに、日中、施設で見てもらえるサービスとして案内されています。
郡山市がまとめた「医療的ケア児者が利用できる社会資源」(2025年12月1日現在)には、18歳未満のお子様の日中一時支援として、次の2か所がのっています。
- 児童通所支援事業所 さくらんぼ(富久山町)
- 福島県総合療育センター(富田町)
使える日数や時間、料金は、市が決めます。くわしくは障がい福祉課でたずねてください。どんな医療的ケアに対応できるかは、それぞれの事業所に確かめてください。
移動支援
移動支援は、ヘルパーが外出に付きそってくれるサービスです。郡山市の公式ページでは、移動支援のくわしい決まり(何歳から使えるか、通学に使えるかなど)を見つけることができませんでした。
お子様に使えるか、どんな外出に使えるかは、障がい福祉課でたずねてください。移動支援が何歳から使えるかは「移動支援は何歳から使える?障害児の条件と申しこみ方」、通学に使える支援は「障害児の通学支援・送り迎えに使えるサービス」でもまとめています。
短期入所・医療型短期入所
短期入所(ショートステイ)は、施設にお泊まりしてお世話を受けるサービスです。お世話をしている人が病気などでいないときに、施設で一時的にあずかってもらえます。障がい福祉課に申しこみます。料金は原則として費用の1割で、所得によって1か月の上限があります。
郡山市の「医療的ケア児者が利用できる社会資源」(2025年12月1日現在)には、18歳未満のお子様の短期入所として、福島県総合療育センター(富田町)がのっています。
ほかの施設は、福島県のまとめ(「福島県の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)で紹介しています。医療的ケアにどこまで対応できるかは施設によってちがうので、使う前に必ず確かめてください。
医療的ケアのあるお子様へ
郡山市の「医療的ケア児在宅レスパイト事業」は、医療保険で使える時間をこえて訪問看護を使ったとき、その費用の一部を市が出してくれる事業です。ご家族が休む時間をつくるためのものです。
- 対象:郡山市に住み、在宅で医療的ケアのあるお子様をお世話しているご家族。お子様は0歳から18歳になったあとの最初の3月31日まで。医師の指示書にもとづく訪問看護を受けていることが条件です
- 時間:お子様1人につき、1年度で48時間まで(年度のとちゅうから申しこむときは、残りの月数×4時間まで)。残った時間は次の年度にくりこせません
- 費用:市が訪問看護事業者に1時間あたり7,500円をはらいます。それをこえる分や、交通費・キャンセル料などは自己負担になることがあるので、事業者に先に確かめてください
- 申しこみ:障がい福祉課
市の委託先として、訪問看護ステーションおはな、アイリス訪問看護ステーション、在宅看護センター陽だまり 郡山、なごみケア訪問看護ステーションの4か所が案内されています。
保育所や学校に通うお子様には、「郡山市学校等医療的ケア児訪問看護支援事業」もあります。公立保育所や市立の小・中・義務教育学校に、訪問看護ステーションの看護師が来て、経管栄養・導尿などの医療的ケアをしてくれます。公立保育所は保育課、市立学校は教育委員会の総合教育支援センターに申しこみます。
医療的ケア児支援センターについては、「医療的ケア児支援センター一覧・47都道府県の相談窓口」をご覧ください。
郡山市の手当や助成
郡山市には「特別児童介護手当」があります。3歳以上20歳未満で、身体障害者手帳1・2級、または療育手帳Aのお子様を育てているご家族が対象です。郡山市のページでは、年額30,000円(年1回、12月に支給)と案内されています。施設に入所しているお子様は対象外です。
このほか、条件にあてはまる方には、紙おむつ券(月3,000円分)、在宅酸素療法の酸素濃縮器の電気代の助成(月2,000円)などもあります。対象になるかは、障がい福祉課でたずねてください。国の手当(特別児童扶養手当、障害児福祉手当)については、「特別児童扶養手当と障害児福祉手当の違い・もらえる条件」でまとめています。
さいごに
郡山市で医療的ケアのあるお子様を育てているなら、まず障がい福祉課の医療的ケア児等コーディネーターに、今の暮らしをそのまま話してみてください。在宅レスパイト事業や、使える施設を、いっしょに考えてくれます。
福島県全体のあずけ先は、「福島県のあずけ先まとめ」にまとめています。あずけさき手帖では、郡山市の施設もさがせます。
※制度や金額は、年度によって変わります。くわしくは郡山市の障がい福祉課でご確認ください。
出典:
- 郡山市「障がい福祉サービスについて」 https://www.city.koriyama.lg.jp/soshiki/65/5461.html
- 郡山市「医療的ケアや重症心身障害をお持ちのお子さまへの支援について」 https://www.city.koriyama.lg.jp/soshiki/65/5489.html
- 郡山市「医療的ケア児在宅レスパイト事業」チラシ https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/122271.pdf
- 郡山市「医療的ケア児者が利用できる社会資源(令和7年12月1日現在)」 https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/117330.pdf
- 郡山市「医療的ケアが必要なお子さんとご家族のための支援ガイドブック」 https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/78798.pdf
- 郡山市「郡山市学校等医療的ケア児訪問看護支援事業について」 https://www.city.koriyama.lg.jp/soshiki/65/34394.html
- 郡山市「20歳未満の障がい児に対する手当」 https://www.city.koriyama.lg.jp/soshiki/65/5400.html
- 郡山市「障がい福祉のあんない」 https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/117798.pdf