家族の暮らしと気持ち

障害児の散髪が苦手なときの工夫と訪問理美容

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はじめに

「バリカンの音で大泣きしてしまう」「ケープをつけるのをいやがる」「じっとすわっていられない」。散髪は、障害のあるお子様のご家族から、よく聞くなやみのひとつです。

自閉症などで感覚がびんかんなお子様にとって、散髪は音・さわられる感じ・においなど、苦手なことがたくさんつまった時間かもしれません。この記事では、散髪をすこしラクにするための工夫と、使えるかもしれないサービスをまとめました。

なぜ散髪が苦手なの?

苦手な理由は、お子様によってちがいます。たとえば、つぎのようなことが考えられます。

「どこがいちばん苦手なのか」がわかると、工夫のしかたも見えてきます。散髪のときのようすを、少しメモしておくとヒントになります。

散髪の前にできる工夫

いきなり全部をやろうとせず、「今日は前髪だけ」「今日はお店に入れたらOK」くらいの小さな目標で十分です。

お店えらびのコツ

お店にお願いするときは、予約の電話で、お子様のようすを先に伝えておくと安心です。

最近は、障害のある方や、子どもの散髪になれた理容師・美容師さんもいます。「福祉理美容」をかかげるお店や、障害のある方の散髪を大切にしているお店もあるので、地域のお店をさがしてみてください。サポートブック(「サポートブックの作り方・あずけ先に伝わる書き方」)を見せるのも役に立ちます。

家に来てくれる「訪問理美容」

お店に行くのがむずかしい人のために、理容師・美容師さんが家などに来てくれる「訪問理美容」があります。法律で、病気などでお店に行けない人には、お店の外で髪を切ってよいと決められています。

市区町村によっては、訪問理美容の出張費を助成するしくみがあります。ただし、多くは高齢の方や、重い身体障害・知的障害のある方を対象にしていて、手帳の等級などの条件があります。お子様が使えるかどうかは市区町村ごとにちがうので、障害福祉の窓口に聞いてみてください。

助成がなくても、自分で出張の理美容サービスにたのめることもあります。出張費がかかることが多いので、料金は先に確認しましょう。

家で切るときの注意

家で切るのも、ひとつの方法です。お子様がいちばん安心できる場所なので、うまくいくこともあります。

けがが心配なときは、無理をしないでください。

さいごに

散髪がうまくいかなくても、それはお子様やご家族のせいではありません。苦手な理由に合わせて、少しずつ工夫していけば大丈夫です。

あずけさき手帖では、お住まいの地域の施設や事業所をさがせます。日ごろの相談先さがしにも、ぜひ使ってください。

※助成の内容や条件は、年度や市区町村によって変わります。くわしくはお住まいの窓口でご確認ください。

出典:

お住まいの地域のあずけ先をさがす →都道府県や、お子様に必要なケアからさがせます