18歳から先のこと

親なきあとの準備は何から?今からできること

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はじめに

「自分たちがいなくなったあと、この子はどうなるんだろう」。障害のあるお子様を育てるお父様・お母様の多くが、いつか向き合う不安です。

親なきあとのじゅんびは、「暮らしの場」「お金」「見守ってくれる人」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。この記事では、それぞれに使えるしくみを、やさしくまとめました。

1. 暮らしの場

「親が倒れてから急に探す」のではなく、「親が元気なうちに少しずつ移る」ことが、お子様の安心につながります。

2. お金

障害基礎年金:20歳から受け取れる可能性があります。手続きには時間がかかるので、早めに調べておきます。

障害者扶養共済制度(しょうがい共済):都道府県や政令指定都市が行っている公的な制度です。保護者が毎月掛金をはらい、保護者が亡くなったときなどに、障害のあるお子様に一生涯、年金が支給されます(解説記事)。窓口は、お住まいの都道府県や市区町村です。入れるのは、保護者が65歳未満で、健康の条件を満たす場合です。早めに窓口で確かめておきましょう。

家族信託:信頼できる親族にお金の管理をまかせ、親が亡くなったあとも、お子様の生活費などを払いつづけるしくみです(解説)。ただし、施設との契約や暮らしの手続きはできないので、成年後見制度とあわせて考えることが多いです。設計には専門家の力が必要です。

遺言:だれに何を残すかを決めておきます。障害のあるお子様にお金を残すときは、管理の方法もあわせて考えることが大切です。

3. 見守ってくれる人

4. お子様のことを書き残す

お子様の好きなこと、苦手なこと、病気や薬、医療的ケアの方法、これまでの歩み。お父様・お母様の頭の中にあることを、ノートに書き残しておきましょう。サポートブックを少しくわしくしたものと考えると始めやすいです。

どこに相談すればいい?

親なきあとの相談先

親なきあとの相談は、話したい内容によって相談先を使いわけると、進めやすくなります。上の窓口のほかに、次のような場所もあります。

民間の相談の場は、内容や費用がそれぞれちがいます。ここであげたのは一例で、あずけさき手帖がすすめるものではありません。まずは市区町村の窓口で「親なきあとの相談をしたい」と伝えると、地域の相談先を教えてもらえることがあります。

きょうだいに任せきりにしないために

親なきあとのことを考えると、「いずれはきょうだいに」と思うこともあるかもしれません。でも、きょうだいにも自分の人生があります。ぜんぶを任せてしまうと、大きな負担になることがあります。

きょうだいには、「あなたにすべてを任せるつもりはないよ」と、言葉にして伝えてあげてください。きょうだいの気持ちについては、「きょうだい児の気持ちとサポート」でくわしくまとめています。

「親なきあと」をもっと知りたい方へ(PR)

親なきあとのじゅんびを、くわしく知りたい方におすすめの本です。

障害のある方のための保険

ぜんち共済は、知的障害・発達障害・ダウン症・てんかんのある方とご家族のための保険を取りあつかう会社です。ふつうの保険に入りにくいと感じている方は、一度見てみてください。

※このサイトは、ぜんち共済から紹介料を受け取っていません。保険の内容は、公式サイトや相談窓口でご確認ください。

運営者から、ひとこと

学生のころ、障害のある方が通う作業所でボランティアをしていました。そこで、あるご家族から「わたしが死んだらどうしようと思って、夜中に泣いて目がさめてしまう」とうかがったことがあります。わたしは当時、お話を聞くことしかできませんでした。

親なきあとの不安は、ひとりで考えると、どんどん大きくなります。でも、使える制度や相談先を知るだけでも、少し気持ちが軽くなることがあります。この記事が、その小さな一歩になればうれしいです。

さいごに

親なきあとのじゅんびは、一度に全部しなくて大丈夫です。今日できる小さなことから、少しずつ始めてみてください。その一つが、お子様が安心して過ごせるあずけ先を見つけておくことです。

あずけさき手帖では、全国の短期入所や日中のあずかりを探せます。

※この記事は一般的な情報です。お金や契約のことは、専門家や窓口にご相談ください。

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