札幌市の日中一時支援・移動支援
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はじめに
「札幌市では、どこに相談すればいいの?」「日中一時支援って、どうやって申しこむの?」。障害のあるお子様を育てていると、こうした疑問がつぎつぎに出てきます。
日中一時支援や移動支援は、市ごとにしくみがちがうサービスです。同じ名前でも、となりの市とは使い方がちがうことがあります。この記事では、札幌市の公式ページで確認できたことだけを、やさしくまとめました。北海道全体のことは、北海道のまとめ(「北海道の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)もあわせてご覧ください。
札幌市の相談窓口
札幌市では、障害福祉サービスの申しこみは、お住まいの区の区役所「保健福祉課」が窓口です。移動支援なども、区役所への申請が必要です。
市全体のしくみについては、札幌市保健福祉局の「障がい福祉課」が担当しています。
医療的ケアのあるお子様については、北海道医療的ケア児等支援センターも相談先になります。道内のすべての市町村の子どもとご家族の相談を受けつけている窓口です。
どこに行けばいいかわからないときは、まず区役所の保健福祉課か、相談支援専門員(サービスの計画をいっしょに考えてくれる人。くわしくは「相談支援事業所とは?障害児の探し方と選び方」)に話してみてください。
日中一時支援(札幌市のしくみ)
日中一時支援は、昼のあいだ、お子様を事業所で少しのあいだ見てもらえるサービスです。札幌市では、身体・知的・精神の障害のある方で、昼にお世話をする人がいないため、一時的な見守りが必要な方が対象です。お子様もふくまれます。
札幌市のしくみで大事なのは、申しこみのしかたです。市のページでは、のっている事業所の一覧から選んで、利用したい事業所に直接連絡するよう案内されています。市の要綱では、受給者証や手帳など、障害があることがわかる書類を事業所に見せて、事業所と直接契約する形になっています。
料金は、市が決めた基準の1割にあたる額と、食事代・教材費などの実費です。くわしい金額は、時間や事業所によってかわるので、事業所に確認してください。
日中一時支援と放課後等デイサービスのちがいについては、「日中一時支援と放課後等デイサービスの違い」もあわせてどうぞ。
移動支援(札幌市のしくみ)
移動支援は、ひとりで外出するのがむずかしい方に、ガイドヘルパーが付きそうサービスです。札幌市では、お住まいの区の区役所に支給申請をします。
札幌市のガイドラインでは、お子様も対象にふくまれ、年齢で決定を制限してはいません。ただし、障害がなくても、ひとりで外出しない年齢のお子様は、原則として対象外です。ご家族といっしょの外出で、ご家族だけでは介助できないときなどは、小さいお子様でも使えることがあります。
通学・通園・通所や学童保育への送り迎えには、原則として使えません。
料金は原則1割で、生活保護の世帯・住民税がかからない世帯は無料です。ガイドヘルパーの交通費などが別にかかることがあります。
短期入所・医療型短期入所
札幌市には、医療的ケアのあるお子様や重症心身障害児(重い体の障害と重い知的障害が重なっているお子様)を、泊まりで受け入れる短期入所事業所を応援する補助のしくみがあります。医療型短期入所などを行う市内の事業所が対象です。
また、看護師を置いて重い障害のある方を受け入れる事業所の人件費を、市が一部補助するしくみもあります。
ただ、市のページには、利用できる施設の名前の一覧はのっていませんでした。医療型短期入所の施設をさがすときは、区役所や相談支援専門員に相談するか、北海道のまとめ(「北海道の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)をご覧ください。
医療的ケアのあるお子様へ
札幌市には「医療的ケア児レスパイト事業」があります。訪問看護の看護師に、ご家族のかわりにお子様を見てもらえるしくみです。
- 対象:札幌市(または市と協定をむすんだ近くの市町村)に住んでいて、訪問看護指示書が出ている医療的ケア児。医療保険の訪問看護を原則月1回以上使っている(または使う見こみがある)こと
- 内容:医療保険の訪問看護の時間をこえる分や、保育園・幼稚園・学校・おでかけ先などでの訪問看護の費用を、市が事業所に払う
- 上限:1人あたり年48時間(4月1日から翌年3月31日まで)
- 申しこみ:いま使っている訪問看護事業所から申請する
ほかにも、市立の学校に看護師を置く事業や、医療的ケア児を受け入れる保育のしくみがあります。電気で動く医療機器を使う方には、非常用電源などの購入費の助成もあります。
さいごに
札幌市では、日中一時支援は事業所に直接連絡、移動支援は区役所に申請、と入り口がちがいます。医療的ケアのあるお子様には、訪問看護をつかったレスパイト事業もあります。
一人でかかえこまず、区役所の保健福祉課や相談支援専門員、主治医に相談してみてください。北海道全体の情報は、北海道のまとめ(「北海道の短期入所・障害児のあずけ先まとめ」)にまとめています。あずけさき手帖では、札幌市の施設をさがすことができます。
※制度や金額は、年度や市区町村によって変わります。くわしくはお住まいの窓口でご確認ください。
出典:
- 札幌市「日中一時支援事業」https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/jiritsushien/1-12_nittyuitiji.html
- 札幌市「日中一時支援事業実施要綱」https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/jiritsushien/documents/jissiyoko.pdf
- 札幌市「移動支援事業」https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/jiritsushien/1-3_idosien.html
- 札幌市「移動支援事業ガイドライン(令和7年10月)」https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/jiritsushien/documents/idoushiennguideline0710.pdf
- 札幌市「医療的ケア児レスパイト事業について」https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/respite.html
- 札幌市「医療的ケア児支援」https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/iryotekikeajishien.html
- 札幌市「医療的ケア児等受入短期入所事業所補助事業」https://www.city.sapporo.jp/shogaifukushi/jiritsushien/iryoutekikeajitou_ukeiretankinyuusyojigyousyohojyojigyou.html
- 北海道医療的ケア児等支援センター https://mcc-hokkaido.net/