あずけ先の種類と使い方

小児の訪問看護とは?回数・費用と在宅レスパイト

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はじめに

退院して自宅での暮らしが始まると、たんの吸引や経管栄養、呼吸器の管理など、毎日のケアがご家族の肩にかかります。「このやり方で合っているのかな」「少しでいいから休みたい」と感じるのは、とても自然なことです。

そんなときに力になってくれるのが「訪問看護」です。この記事では、小児の訪問看護で何をしてもらえるのか、回数や費用のしくみ、「在宅レスパイト」について、やさしくまとめました。

小児の訪問看護とは

訪問看護は、看護師などが自宅に来て、ケアや体調のチェックをしてくれるサービスです。大人のサービスと思われがちですが、赤ちゃんやお子様も使えます。

小児の訪問看護では、たとえば次のようなことをしてもらえます。

訪問看護を使うには、主治医が書く「訪問看護指示書」が必要です。まずは主治医や病院の相談室、相談支援専門員に「訪問看護を使いたい」と伝えましょう。

回数と時間のしくみ

お子様の訪問看護は、ふつう医療保険で使います。医療保険の訪問看護は、原則として週3日までです。

ただし、人工呼吸器を使っているなど国が定めた病気や状態に当てはまる方や、主治医が「特別訪問看護指示書」を出した場合(一時的に体調が悪いときなど)は、週4日以上使えることがあります。条件によっては、1日に2回以上来てもらったり、2か所以上の訪問看護ステーションを組み合わせたりできる場合もあります。

1回の訪問は30分から90分くらいが目安です。15歳未満で重い障害や医療的ケアのあるお子様は、90分をこえる長い訪問が週3回まで認められる場合があります。

どのくらい使えるかは、お子様の状態や主治医の判断によって変わります。くわしくは主治医や訪問看護ステーションに相談してください。

費用と医療費の助成

医療保険で訪問看護を使うと、小学校に入る前のお子様は2割、小学生以上は3割が自己負担になります。

でも、実際には多くの方が、ほとんど負担なく使っています。次のような医療費の助成が使えることが多いからです。

どの助成が使えるか、交通費などの実費がかかるかは、お住まいの市区町村や訪問看護ステーションに確認しましょう。手当や助成全体については「特別児童扶養手当と障害児福祉手当の違い・もらえる条件」でもまとめています。

在宅レスパイト(自宅で休むためのしくみ)

訪問看護は、基本的に「お子様のケア」のためのサービスです。そのため、看護師が来ているあいだにご家族が外出することは、ステーションによって考え方がちがいます。

そこで、ご家族が休むための「在宅レスパイト事業」を行っている自治体が増えています。これは、訪問看護師が自宅に長めにいて、ご家族の代わりにケアをしてくれるしくみです。たとえば横浜市では、1回30分から6時間まで、1年度で合計24時間まで、利用料なしで使えます(2026年11月現在)。

ただし、在宅レスパイト事業は自治体が独自に行っているもので、あるかどうか、時間や費用は地域によって大きくちがいます。お住まいの市区町村の障害福祉の窓口に確認してみてください。

自宅ではなく、病院や施設にあずけて休む方法もあります。医療型短期入所は「医療型短期入所とは?福祉型との違いと使い方」、レスパイト入院は「レスパイト入院とショートステイの違い・どちらを使う?」でくわしく紹介しています。

訪問看護ステーションの選び方

小児の訪問看護をしているステーションは、大人中心のところより少なめです。さがすときは、次のことを確認しましょう。

病院の相談室や、都道府県の医療的ケア児支援センター(「医療的ケア児支援センター一覧・47都道府県の相談窓口」)でも、地域のステーションの情報を教えてもらえることがあります。

さいごに

訪問看護は、お子様の体を守るだけでなく、ケアを続けるお父様・お母様の心強い味方でもあります。「こんなことを相談していいのかな」と思うことでも、遠慮なく話してみてください。

自宅でのケアに加えて、ときどきあずけて休める場所があると、さらに安心です。あずけさき手帖では、お住まいの地域の施設をさがせます。

※制度や金額は、年度や市区町村によって変わります。くわしくはお住まいの窓口や主治医にご確認ください。

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